最近、マルウェア系のトラブルをよく目にします。
マルウェアというのはウイルスやスパイウェアだけではなく
『レジストリに不正な部分がある。修正するには…』等と
不安をあおってお金を振り込ませるパターンのソフトや、
『パソコンのデータを消去する。嫌ならば…』等と
脅迫して入金させようとするものも含みます。
まとめて不正プログラムや不正ソフト等という呼ばれ方もします。
マルウェアを整理しておくと、
感染すると他のパソコンへの拡散をしていくウイルス、
拡散はしないものの感染したパソコンのデータを盗み取り
情報を流出させるスパイウェア、
キー操作を記憶しておきその内容を漏洩させるキーロガー、
特定のタイミングで発動するバックドア等がありますが、
最近目立っているのは先程の不安型や脅迫型のもので、
しかも様々なソフトと同時にインストールされてしまうというもの。
やっかいなのは、色々なフリーソフトのダウンロードサイトに
『広告として』リンクが表示されており、
誤ってリンクをクリックしダウロードしてしまう場合です。
この場合、ウイルス対策ソフトには引っかからない可能性があり、
最悪お金を払ってしまうと取り返しのつかないことになります。
一度振り込んでしまうと継続的に引き落とされてしまい、
さらに『引っかかったカモリスト』として
裏のマーケットで情報が流通してしまい、
さらなる被害につながりかねません。
インターネットも現実世界と同様で自己責任です。
本当にそれが安全かどうかわからないようであれば
絶対に使用しないようにしましょう。