パソコンサポートの00H ～社長BLOG～

Window98 っていえば 1997 年に登場した
Microsoft の OS でまだまだ未熟だった頃。
実は今では当たり前に使っている
USB メモリや外付けの HDD を接続するのも
ドライバが必要だった時代です。

さてデータを出す時にどうするか？
というと一番簡単なのが HDD を取り出して
物理的に別のパソコンにつないで取り出す方法。

この当時はまだ SerialATA ではなく、
ATA とか IDE とか言われていた
パラレル転送の HDD が使われていました。
が、これがなかなかに厄介…。

うちでも取出用の機器があって持って行ったのですが、
これが運悪く故障してしまいました…。
いったん持ち帰って作業をしたのですが、
手持ちのもののもう一つも故障…。
最後に一個だけ残っていたのが
無事に動作したので取り出すことができました。

もちろん他にも手段は残してあるのですが、
こうやって後々使えなくなることがあるのが
IT 機器の怖いところですよね。

何度も言いますがデータバックアップは
必ず二か所以上に…。

最近のノートパソコンは液晶を開けた時に
液晶のヒンジ部分の付け根が下にせり出して、
キーボードに角度がつくように
設計されているものがあります。

多分丁寧に扱えば問題ないのかもしれませんが、
液晶を勢い良くバッと開けてしまうと
ヒンジ部分が机上に引っかかってしまい、
負荷がかかる場合があります。

今回のお客様は昨年の 11 月にご購入されたのですが、
液晶が映らなくなったということで連絡がありました。
あまり時間的な余裕もなさそうでしたので、
新しいパソコンをご購入されることになりました。

新しいパソコンが届いたのでデータ移行のために
古いパソコンを送っていただいたのですが、
ものの見事に液晶のヒンジ部分がパックリ開いていて、
しかもそこからプラスチックの破片がポロポロと…。
またこの機種は底面に滑り止めのゴムがついており、
液晶の底付きする部分にも傷防止のためでしょう、
やはりゴムがついていました。
これで思い切り開けるとどちらも滑らないように
力が働くためにヒンジ部分に負荷がかったんでしょうね。

データは外部モニタを接続してなんとか取り出せましたが、
結構いい機種だけにもったいない話です。
ただこれは設計的にちょっと問題があるんじゃない？
とか思ったりしたのですが、こればっかりは
Web やカタログではわかりにくいですよねぇ…。

先日以前所属していた同友会の方から、
知人の方の動かなくなった HDD から
データバックアップができるか？
というご相談がありました。
話を聞いてみるとどうも何社かが
手を出したようですがあきらめたようです。

ん～となるとたぶんダメなんだろうなぁ…
でもせっかくご紹介いただいたし
ご挨拶を…ということでおうかがいしてきました。

お伺いしてみると取り出された HDD が二台。
まぁダメだろうなぁ…と思って
パソコンに接続すると、なんと！認識しました。
こうなると電源は切れません（笑）。
大慌てでバックアップをしていきます。

外付の HDD に二台で合計 50 GB ほど。
なんとか順調にバックアップが取れました。
お客様も諦められていたようで
データが取れてよかったです。

昨日はある意味最も 00H の作業の中でも花形の仕事である、
動かない状態からのデータ復旧を大阪と滋賀で 2 件です。
動かない状態からということなので、
まずはストレージを取り出して…となるのが普通です。

最初の大阪の分については Ubuntu でデータが見えたので、
昨日にコピーをかけていたのですが（コピー中も見えていたのですが）、
終わってみると何も見えない状態になっていました。
もし持ち帰ることができたら事前にコピーしておけたのですが…。
というわけで現地で分解してアクセス権を付与して…とやっていきます。
しかもどうやらエラーセクターもあるので予断を許しません。
結局無事にデータを復旧でき新しいパソコンにも移行できました。

さてここで予定以上に時間がかかったために、
大急ぎで滋賀の古巣からのご依頼に応えるために向かいます。
電源が入らなくなったシングルドライブの NAS からの
データ復旧でしたがドライブは NTFS だったので
データ自体は比較的簡単にデータは簡単に取り出せたのですが
移行先もシングルドライブの NAS だったとは…。
NAS の設定に複合機との連携、各パソコンでの設定…
と古巣とはいえこき使いすぎやねんっ !!

実はこの移動中・作業中に『ノートパソコンのモニタが割れた』
というお問い合わせが二件来ました…。
本体非完動からのデータサルベージといいなんというシンクロニティ…。

今日の予定は四ツ橋方面へ行って、
信用金庫様との打ち合わせに行くだけ…
その他の細々したものと合わせて
昼から電車で出よう…と思っていたのですが、
神戸方面より、起動しないパソコンから
データ救出のご依頼があり急遽行ってきました。

この日も阪神高速の渋滞を見越して、
できるだけ空いてる方へ空いてる方へ…
と車を走らせたのですが、ナビとの相性が悪く、
どんどん明後日の方向へ案内されて、
挙句の果てに全く違う方向へ行かされてしまいました。

大幅に到着が遅れて作業を開始しましたが、
やはり正常な起動はしないために、
秘密兵器（？）を使ってデータの救出を開始。
無事にバックアップも取れたので良かったです。

今回のパソコンは M.2 SSD だったので
バックアップの方法も以前のように、
ドライブを取り出して…という方法も
使いづらくなってきていますね。
また bitlocker がかかってたら…
と思うとぞっとします。

帰りの道も散々ナビに振り回されて疲労困憊…。
大阪↔神戸間の移動って湾岸線の方が楽だと思うけどなぁ… (´・ω・`)

『ハードな一日はかくして…』シリーズは
お楽しみいただけましたでしょうか？
さてあれは結局翌日のための準備もあり、
翌日もハードな一日でした（笑）。
（ここまでコピペ）

淀川区終了後は先日の預かり機器の返却となります。

まずは大阪市港区、こちらは復旧はしたものの
ログインパスワードがわからなかったので
内容を確認してもらって…となります。
ただもともと不具合があったようで
またそれにウイルスバスターコーポレートエディションが
Windows10 に対応していないという状態。
そのせいか　Windows10 1903 からアップデートができない状態。
これはもうコーポレートエディションを導入した会社に
責任を取ってやってもらうことにしました。
元々このパソコンも他社さんが納品したもので
とにかくスペックが低すぎる…。
これをあと二年使わないといけないなんて…。

もう一台はデータのバックアップが完了したパソコン。
こちらも無事に作業が完了して、後はお届けだけなんですが、
場所が神戸市中央区なので結構距離があります。
今回は行きも帰りも下道を選んだのですが、
43 号線に行ったり 2 号線に行ったり…
だいたいルートは気分で変えるので
結局さまようことになります… (´・ω・`)
結局二時間以上かかって帰ってきました（笑）。

『ハードな一日はかくして…』シリーズは
お楽しみいただけましたでしょうか？
さてあれは結局翌日のための準備もあり、
翌日もハードな一日でした（笑）。

翌日はまず大阪から淀川区への納品からスタート。
新規パソコンはすでに設定済みでしたが、
今回は起動しないパソコンからの
データバックアップがメインとなります。

……が……

まずお客様のところに着いた後、
車を停めるまでが大騒ぎでした。
一旦お客様の所に着いて荷物を降ろし、
そこから車を停めに行ったのですが
事前にいくつかピックアップしておいたのですが、
どこも一杯で本当に空いてませんでした。
おそらく時間的には 15 分くらいかな？と思うのですが、
体感的には 30 分以上さまよってたような気がします。
ちょっと離れたところに停めて大急ぎで向かって作業開始。

起動しないパソコンから SSD と HDD を取り出して、
データを新しいパソコンへ直接バックアップ。
さらに、もう一つのパソコンは WindowsLive メールから
Outlook へのデータ移行があったので先にそれをかけます。
それが終了してデータの移行、プリンタの設定、
共有ファイルの設定等々…。
結局トータル 3 時間の大仕事でした。

さて三田から帰って本日の作業は終わり…
と言いたいところですが、ここからが本番です。

明日納品の新規パソコンが二台、
データを取り出さないといけない
動かないパソコンが二台…。
なんとも野戦病院のような状態です。

新規パソコンは本体の箱を開けて
初期設定をして、WindowsUpdate やら
MicrosoftStore のアップデートやら
Chrome やら AdobeReader やらをしていきます。

その裏でお預かりしてきた二台のパソコンを順次分解。
中から記憶媒体を抜き出して
データの取り出しをしていきます。

一台は先述の通り、たまたま
chkdsk /f c: で復旧ができました。
必ずこれで大丈夫ということではないので
あまり期待はしないでください
（そういえば XP の時もこんなのあったなぁ…）。

もう一台は HDD はほぼ空だったので問題なかったのですが、
NVMe の SSD でデータ取出が面倒でした。
データは用意していただいた 2TB の HDD に退避できました。

大阪市港区のお客様のパソコンを回収した後、
当初の直接三田へ行く予定から変更して
翌日に予定していた神戸市中央区のお客様の
データバックアップ用パソコンの回収に向かいます。

43 号線から三宮→元町を通っての移動です。
三宮界隈に来るのは本当に久しぶりかもしれません。
なかなか最近こちらのお客様から
お声がかからないのが寂しいです (´・ω・`)
明石とか姫路とか加古川のお客様からは
比較的お声がかかるのですが…。

パソコンは回収だけですので時間はあまりかかりません。
回収後そのまま山越えをして三田へ向かいます。
大阪から 176 号線経由で宝塚から三田へ…
というのはよく行くコースなのですが、
このコースは今回初めてでした。
三田と神戸市との地理的な位置関係が
こんなだったとは知りませんでした。

さて今回回収したパソコンは M.2 NVMe の SSD と HDD の
両方が搭載されたデスクトップパソコン。
起動しないので分解してそこからのデータ復旧となります。
HDD はデータが入ってなかったので、
データ自体はほぼ SSD のみとなります。
もちろんデータの方は無事復旧できました。

この日は新規パソコンを二台回収し、
初期設定をかけておいてから三田へ…
と思っていたのですが、
大阪市港区のお客様からパソコンが起動しない…
というお問い合わせが…。

実は前日に神戸市のお客様から、
起動しない修理上がりパソコンから
データを取り出してほしい…
というご依頼もあり、
大阪市港区経由神戸市からの三田へ…
というコースをとることになりました。

大阪市港区のお客様のパソコンは
起動→修復しています→起動失敗というパターンです。
次があるので現地であまり時間が取れないので
更新プログラムのアンインストールや
システムの復元を試みるも失敗してしまいます。
ということで、今回は一旦持ち帰って
データをサルベージすることに。

こちらは HDD を外して他のパソコンに接続しても
まったく中が見えずにあせりましたが、
HDD を元の状態に戻して
回復モードからコマンドプロンプトを起動して、

> chkdsk /f c:

とすることで起動するまで復旧することができました。
chkdsk で復旧した…ということは、
HDD 内の情報の整合性が取れなくなったんでしょうね。
とりあえず復旧してよかったです。