エプソンダイレクト株式会社

2016年1月31日(日曜日)

Hyper-V で BSOD 0x0000007B ~その 1 ~

Category: Windows | Posted By at 23:48:26

BSOD とは Blue Screen of Death の略で、
パソコンを起動すると画面が真っ青になって英文字が表示され、
ユーザの顔も真っ青になるというあれです。

Hyper-V で VHDX ファイルを起動しようとした時、
実はこれに遭遇して大変でした。
『パソコンは初心者ですけどがんばります♪』程度では
絶対に触らないことをお勧めします…マジで…。

まずこの英文を読みます。
P2V Migration Issues with Hyper-V: STOP: 0x0000007B – Code Break – Site Home – TechNet Blogs

あきらめます…(違)
以下は基本この内容を踏襲した手順です。

最低限 regedit を触るスキルと覚悟は持っていてください。

  1. Windows キー+ R を押し diskmgmt.msc とタイプ → OK で
    ディスクの管理を開きます。
  2. 操作 → VHD の接続 でvhd ファイルを読み込んでマウントします。
    この時、イメージ元の HDD は外しておいてください。
  3. マウントされた元 C: ドライブの中に
    • windows\system32\drivers\intelide.sys
    • windows\system32\drivers\pciide.sys
    • windows\system32\drivers\atapi.sys

    があることを確認してください。

  4. 元 C: ドライブの中のレジストリに以下のキーがあることを確認してください。
    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\CriticalDeviceDatabase\pci#ven_8086&dev_7111
    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\CriticalDeviceDatabase\pci#ven_8086&dev_7110&cc_0601
    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\CriticalDeviceDatabase\primary_ide_channel
    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\CriticalDeviceDatabase\secondary_ide_channel
    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\IntelIde
    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\PCIIde
    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\atapi

と、ここまで書いただけで私も疲れてしまいましたが… (´・ω・`)
というわけで次回以降に続きを…。
お急ぎの方は先ほどの英語バージョンを参照して下さい。

2016年1月15日(金曜日)

Disk2vhd で Hyper-V で利用するイメージを作成する

Category: Windows | Posted By at 23:21:16

Hyper-V で利用できるイメージを作成するのですが、
今回は既存の XP 環境を仮想環境で動かしたい
というのが最終の完成系です。

今回は Microsoft が提供している無償のツール
Disk2vhd を利用します。
Disk2vhd で Hyper-V で利用するイメージを作成する

Disk2vhd は 物理的なディスクドライブから
Hyper-V や VirtualPC で利用できる仮想ドライブの
vhd / vhdx ファイルを作成することができるソフトです。
今回は実際に WindowsXP のパソコンから仮想環境への移行です。

実はこのパソコン既に起動しなくなっていたので
HDD だけを取り出しそこからの移行を試みます。
別のパソコンで Disk2vhd を起動し vhd ファイルを作成します。
Disk2vhd で Hyper-V で利用するイメージを作成する
あとはひたすら待つだけ…。結構待ちます。

さて、実はここからが大変なのですが…。

2016年1月12日(火曜日)

Windows10 で Hyper-V を使うために ~ Coreinfo

Category: Windows | Posted By at 23:59:43

Hyper-V を使うためには昨日書いたように
CPU 等の対応が必要ですが、その確認をするのが Coreinfo 。

コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げる必要があるので
Cortana で cmd と入力し出てきた『コマンドプロンプト』を
右クリック→管理者として実行とすることで起動してください。

起動が完了したら Coreinfo を実行します。

> coreinfo -v

これで出てきた情報をもとに判断するのですが、

Coreinfo v3.31 - Dump information on system CPU and memory topology
Copyright (C) 2008-2014 Mark Russinovich
Sysinternals - www.sysinternals.com

Intel(R) Core(TM) i3-3220 CPU @ 3.30GHz
Intel64 Family 6 Model 58 Stepping 9, GenuineIntel
Microcode signature: 0000001B
HYPERVISOR      -       Hypervisor is present
VMX             *       Supports Intel hardware-assisted virtualization
EPT             *       Supports Intel extended page tables (SLAT)

この赤い部分が * (アスタリスク)になっていたら OK です。
手元のマシンは i3 なので普及型のものですが
ちゃんと対応しているようですね。

ちなみに手元にあった唯一の AMD PC で調べてみたところ

Coreinfo v3.31 - Dump information on system CPU and memory topology
Copyright (C) 2008-2014 Mark Russinovich
Sysinternals - www.sysinternals.com

AMD E-450 APU with Radeon(tm) HD Graphics
AMD64 Family 20 Model 2 Stepping 0, AuthenticAMD
Microcode signature: 05000119
HYPERVISOR      -       Hypervisor is present
SVM             *       Supports AMD hardware-assisted virtualization
NP              *       Supports AMD nested page tables (SLAT)

とエントリ CPU であるにもかかわらずちゃんと対応していました。
表示が INTEL のものと違いますので注意してください。

2016年1月11日(月曜日)

Windows10 で Hyper-V を使うために

Category: Windows | Posted By at 23:55:15

Hyper-V は WindowsVirtualPC の後継として利用される
Windows 上で仮想環境を動かすためのソフトです。
Windows8 / 8.1 以降の Pro 以上の Windows や
WindowsServer2008 で無料でできます。

仮想環境というと『?』という方もおられるかもしれませんが
一つのコンピュータ上で複数の OS がインストールできるので
例えばあるアプリケーションが安全かどうか?とか
他のソフトに対してどんな影響があるか?
等をリスクを抑えながらテストすることができます。
また仮想化された環境はファイルになるので
バックアップも簡単になるので非常に便利です。
ただしハード的な制限も加わっていますので
利用前の確認が必要です。

x64アーキテクチャ互換であり、Intel-VTまたはAMD-V有効かつ、ハードウェア Data Execution Prevention (DEP) 有効かつ、Second Level Address Translation(SLAT)が必須

最近のもので格安 PC でなければ Intel-VT や AMD-V には
大体対応しているのですが、少し古めだと引っかかります。
さらに SLAT に対応しているかどうかは
Microsot Technet の Coreinfo を使うことで
判断ができます。

また Intel-VT や AMD-V については
BIOS で無効にされている場合があります。
パソコンを再帰動し F2 や DEL キーなどを使って
BIOS に入り適切に設定をしてください。

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